2013年8月12日月曜日

「ツイッターノミクス」 (本の紹介)

「ツイッターノミクス」を手にする塚原美樹の写真
「ツイッターノミクス」

今日は、カナダのマーケティングコンサルタントであるタラ・ハントの「ツイッターノミクス」(文藝春秋刊)を久しぶりにフォトリーディング。

去年の2月に岩手県久慈市の商工会議所と法人会の共催での講演会に招聘された際、この本の中に出てくる「ウッフィー」という、貨幣に次ぐ価値を表す概念について話しました。
ウッフィーというのは、Facebookの「いいね!」に非常に似ています。
みんなに役に立つ良い情報を発信したり、良い活動をしていると、自然とウッフィーが溜まってきて、この溜まったウッフィーがビジネスにおいても成功の鍵になるという考え方です。

このような経済概念は今までの貨幣価値経済に対し、評価価値経済と呼ばれています。

東日本大震災の後、この考え方は一時、急速に浸透したように感じました。
本当の豊かさとは何だろうと深く考える人が増えてきたためでしょう。
震災と福島原発の事故を通じて、地域社会や家族、友人など、人との繋がりが何よりも大切だと感じさせられたり、見せかけの豊かさのために地球を壊してしまうようなことをしてはいけない、と考える人が増えたのではないでしょうか。

今、世の中の人たちが「いいね!」と思うものは、単に便利な商品とか、自分のためだけになる商品、リッチな生活などではないのでしょう。
世界全体を良いものにする活動であったり、社会のあり方を正しい方向に変える商品であったり、その人の人間らしい素朴な感じ方であったり、持続可能な社会を感じさせるものに、多くの人はウッフィーをあげたいと考えるようになったのではと思います。

そうは言っても、まだ貨幣価値経済が終わったわけではありません。
ですから、ビジネスに関わる私たちは、きちんと社会に価値を提供してお金を稼ぎ、経済活動に参加する必要があります。
しかし、提供すべき「価値」は今、大きく変化しているように思います。

フォトリーディングも自分のために使う時代から、社会のために使う時代に入ってきているのではないかと思います。

2002年6月に神田昌典さんのフォトリーディング集中講座に参加したとき、エンディングで神田さんは水俣病の話をなさいました。
水俣病はもちろん公害の産物であったけれど、もし、情報が多くの人に届けられていたら、あのように被害は広がらなかったのではないか、という趣旨の話でした。

フォトリーディングを学んで、高い情報処理力を身につけたら、それを使って是非、社会のために役立てて欲しい。」

この話が私の心に、インテリジェンスワーカーとしての独立心を芽生えさせたのではないかと思います。

何か世の中のために役に立つ仕事を自分で行いたい。私は勉強や読書などが好きで、他に取り柄もなく、それだけでは何もできないと思っていたけれど、自分のその力を使って何かができるかもしれない。そんな風に思わせてくれたのです。

まだ、山のふもとを登り始めたばかりですが、高い山を登り続けたいと思います。

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